新しい家族(その弐)


数日経って「未だ居ますよ」と返信が有り追って写真と動画も送って下さった。
生後4か月時点で体重9.9kgと小柄な子で元気に走る姿に迷う理由は無かった。

その週末の日曜日、最大の難関である3人への説得のためお昼ご飯をご馳走する
と言う事で皆を誘い出した。

実は小てママの説得は
命名は小てママに一任し、絶対に文句を言わない
との条件を飲んで事前に済ませていたが、話の方向によっては意見が変わる事も
無きにしも有らず、その鍵を握る愚息二人の反応が何より心配だった。

何か言いたそうな私の顔を見て愚息共は「ど~せ犬の事でしょ?急に昼ご飯を
おごるなんて見え見えだよ。で、どんな子?写真とかあるの?」
と想定外の発言に不覚にも少々うろたえながらポケットから携帯を取り出し
動画を見せると・・・

長男坊「な、やっぱり黒ラブだったろ、でも結構可愛い子じゃん162.png
次男坊「予想通りだね、でも小てママは黒ラブでOKなの?」

小てママは「小柄な子って言うし動画を見ると元気で可愛い子だしね、それに
小てパパがど~しても黒ラブ欲しいみたいだから了解したの」と言ってくれた。

この子が小て家の家族になる事を皆が認めて
くれた瞬間だった164.png

店の外へ出た時の冷たい風も心地良く感じ、ずっと心に掛かっていた靄さえも
吹き飛ばしてくれた。
そして他の皆に悟られない様に冬晴れの空を少しだけ見上げこう呟いた。
「カイ、そして小てつ、本当に有難う!」
                                  続く


by fspencer | 2018-10-03 10:16 | サンの事 | Comments(0)

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