忍び寄る病魔(その4)

仕事から自宅に戻りいつも出迎えてくれるカイの前にへたり込みながら詫びた。

「カイよ、明日チクン(動物病院へ行く時に使う言葉)行けないよ。勘弁な、カイ」

カイは尻尾をグルグル回しながら右前足を私の膝にのせて顔をベロ~~~ンと
舐めてくれた。
こんな時、私を見ている目で心の全てを見透かされている気がしてならない。

「僕は全然大丈夫だよ。それより元気出して早く散歩行こ!」って言っている。

金曜日出勤前の早朝散歩の時も特に異常は無し、小てママの午後と夕方の散歩
でも「いつも通りあちこち匂いを嗅ぎ回っているし大丈夫みたい」とLINEが届き
先ずは一安心。

そして帰宅後小てママからいつも通り晩御飯をガツガツ食べたと聞いてホッと
二安心。

夜の散歩の時もいつもと変わりなく取り敢えず明日の診断結果に全てを
託す事にした。

翌日の土曜日、少々出遅れていつもの動物病院へと車を走らせる。
カイはいつも通り後部座席の窓から顔を出して耳とぽっぺたを風でパタパタ
させながら鼻から抜けてく空気を楽しんでいる。

動物病院へ無事到着したが出遅れそして土曜と言う事で少々時間か掛かり
そうな順番だ。
こんな時カイは待合室の床に寝転びリラックスしているがかなりの面積を
占有するので出入りがある度足を引っ張ってモップ掛け状態で動かす。

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待つこと約1時間で「お待たせしました。カイ君、どうぞ~」と順番が来た。
院長先生に改めて事の経緯を話し、しこりの有る部分を伝え早速触診となる。

先生「確かにしこりがありますね。でも触診ではこれが何者か?判らないので
血液検査後に簡易組織検査をしましょう。電話でもお伝えした通り血管が
多い部位なのでカラーエコーで血管を確認しながら慎重に行います。」


                               つづく040.gif040.gif040.gif040.gif

by fspencer | 2015-10-07 20:17 | カイの事  

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