カイの九死に一生の記録(その10)

10月3日(水) 第二部
カイ!
と喉まで出掛かったが私達を見た時の喜び様が見たくて院長先生が戸を開けるまで
小てママ共々ジ~~~ッと我慢をしていた。
引き戸がスーッと開き診察室に居る私達を見るや否や虚ろだったカイの目が真ん丸になり光がパッと灯った様にションボリ顔の甲殻が上がりいつも以上の笑い顔に変わったその瞬間を今でも忘れない。
縫ったお腹は大丈夫かいな?と思う心配を他所に飛行機のプロペラみたいに尻尾をグルグル廻しながら身体をよじって擦り寄りこれ以上無いと言うくらい喜びを表現してくれた!
カイよ、お疲れ様066.gif良く頑張ったね!
助かって本当に良かったね060.gif
一人ぼっちにして本当にごめんね・・・
涙目になりながら小てママと色々声をかけた。

開腹手術後5日しかたっておらず人間なら間違えなく入院中若しくは自宅安静だが・・・
カイのと言うよりは野生がDNAに色濃く残っている犬の回復力には心底に驚くばかりだった。

                                              まだまだつづく040.gif

by fspencer | 2013-07-10 22:06 | カイの事