カイの九死に一生の記録(その14)

そして抜糸まで折り返しの5日目、順調に回復・・・と言うか入院していた事など
すっかり忘れさせる程元気いっぱいで「缶詰だけじゃ全然足りないよ、パパ033.gif」と
言いたげなカイの目光線を浴びながら院長先生へ定時経過報告の電話を掛ける。

「先生、お陰様で入院前より元気に見える程の回復です。本当に有難うございます。
運動量も増えて来て缶詰だけでは物足りなさそうですし退院から5日経過しましたので
そろそろ固形のご飯を少しあげても良いでしょうか?」

「そうですね・・・缶詰を半分にして固形フードをいつもの半分混ぜてあげてこれを
抜糸の来院前迄続けて下さい。それからキャベツも柔らかい葉の部分ならOKですが
くれぐれもやり過ぎには注意して下さい。」
と、私がするだろう野菜の質問を見越しての的確な指示には正直参ったの一言・・・。

「カイよ、喜べ!沢山じゃないけどカリカリご飯とキャベツが食べられるぞ!」と
言った瞬間カイの目が見開いてが凄く嬉しそうな顔になった事を見逃さなかった035.gif

次回は感動(?)の最終回070.gif

# by fspencer | 2014-08-17 20:22 | カイの事 | Comments(0)  

カイの九死に一生の記録(その13)

気が付けば未完だった。間が抜けてしまったが残り僅かなので続き、つづき・・・


「ごめんな、カイ。勘弁な、カイ。」散歩から帰る度にこう言い続けていたが
2日目に心があっさり折れ3日の経過報告の際院長先生に懇願した。

「先生、お陰様で具合の悪い時が信じられない程元気です!
食事が缶詰のみのせいか軟便状態ですが便通も日に2~3回で色も含めて
良くなりつつあります066.gif
ついてはそろそろビスケあたり与えて良いでしょうか?
それから散歩も短めでは物足りない様で少々長めになっています。スミマセン008.gif

それを聞いた先生は「カイ君は元々体力の有る丈夫な子なので心配無いと
思っていましたがお話を聞いて安心しました。入院の間中ず~っとションボリ
していたのに退院の時小てパパさんと小てママさんに逢った瞬間から全然違う
ワンちゃんみたいになってましたからね060.gif

と喜んでくれた後ヤレヤレと言った感じの声で
「ま、ビスケットあたりならそろそろ良いでしょう。但しソフトタイプに限ります。
でも生野菜だけは厳禁ですよ!散歩はしょうがないですね・・・。
元気になった証拠ですがくれぐれも無理はさせない様にして下さい」と
ビスケのOKは貰えたので一安心だが散歩や野菜の事を聞いている内に
「全くしょうがない飼い主さんだな」と言う先生の心の声が聞こえた様で
電話を切った後入院中のカイみたいにションボリしてしまった・・・。

もう少しだけ つづく 040.gif

# by fspencer | 2014-08-16 15:48 | カイの事 | Comments(0)  

今日は何の日?

江戸の西外れも台風11号の影響で朝から荒れた天気が続いている。

「国土交通省 防災情報提供センター」にあるリアルタイムレーダー画像で
雨雲の切れ間を見計らってカイと散歩に出た途端、土砂降りの雨に遭う057.gif

そんな中カイは何処に向かうかと思えば近所の川へまっしぐら!増水した
流れに身を任せてご満悦だった。

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「カイよ、それ以上は深いし流れも速いから行っちゃダメだよ!」
そう言うと「わかってるよ、パパ」と言う顔をしてこちらを見る。

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う~~ん、見方によっちゃサケを狙っている熊にも見えるような・・・・・・

今日8月10日は小てつの誕生日067.gif
私、いや小て一家の心の中では19歳になった小てつが今でも元気で生きている。

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# by fspencer | 2014-08-10 15:54 | 小てつの事 | Comments(0)  

もう11歳

今日はカイの誕生日067.gif
やんちゃ坊主がもう11歳・・・
ほっぺの白髪が余り出ていないから若く見えるので歳を聞かれた時
「もう10歳を超えているんですよ」って言うとビックリする人が多い。

でも最近段々散歩の時間が短くなって来て休日には延べ7時間程行ってた
のに今は5時間程に減り、道の凸凹に躓いたり後ろ足で階段を踏み外したり
足腰の弱りも目立ってきた。

そんな中一向に衰えないのが食欲049.gif
某メーカーのシニア向けフードにドッグ用レバー缶詰を混ぜ合わせ
その後デザートにキャベツと大根を生で少々、お仕舞にビスケットで
〆るのが日課だがこれだけ食べてもこの「黒いモンスター」の食欲を
満たすには程遠い量の様だ031.gif

約2年前ゴミのビニール袋を食べて生死を彷徨い、掛かり付け獣医さん
英断の手術で復活(生き返ったと言うのが正解か)してから内臓が更に
頑丈になり、あれから一回も下痢やリバースしないこ奴は「黒いモンスター」
と呼ぶのが相応しいと確信している。
然しながら手術後29kgだった体重が今や約36kgと一回り大きくなり貫禄が
付いたせいか先日小柄なおばあさんに熊?って間違われた。

でもこれから毎日がもっともっと心配になる。
小てつも11歳の時すごく元気で11歳6ヶ月の血液検査で全く異常無しの結果
にも関わらずその3ヶ月後「再生不良性貧血」で虹の橋に旅立ってしまったから。
カイのお母さんクロちゃんもずっと元気だったが13歳を超えたあたりで急に元気
が無くなり一昨年の11月6日やはり急に虹の橋に旅立っている。

先の事は神様しか知らない。1年後?2年後?それとも明日・・・。
「悔いが残らない」なんて出来る訳もない。どんなにいくら何をしてあげても
悔いだけでなく自責の念も必ず残りそれは時が流れて薄れる事は有っても心に
こびり付いて永遠に消えていかない。
考えるだけで小てつの事と重なり、鼻の奥がツンとして目頭が熱くなってしまう。
今まで以上に1日1日を大事にしてこの黒いモンスターと少しでも長い時間一緒に
居てあげる、そんな事しか思い浮かばないけどそれが何より一番かなと・・・。

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カイ、お誕生日おめでとう!もう11歳なんて何か信じられないな~。
チョッとパワーダウンはしてきたけど元気で病気一つしないのが本当に嬉しいよ。
ご飯やおやつそして病気予防の事はパパとママに任せて、いっぱい食べいっぱい
寝ていっぱい遊んでいつまでも元気で長生きしてね。
大事な大事な黒いモンスター 相棒カイへ053.gif

追伸:もうチョッとだけ体重減らそっかね060.gif060.gif

# by fspencer | 2014-07-03 00:00 | カイの事 | Comments(0)  

カイの九死に一生の記録(その12)

10月3日(水) 第四部

自宅に到着し住み慣れたケージに入ると思いきや、カイから「散歩行きたい」光線が発射されたので小てママの短めにね!の声に見送られながら久し振りの散歩に出発した060.gif

「短めだよ、短めだからね!」とカイに言っているんだか自分に言い聞かせているんだか分からない言葉を呟きながら一緒に歩ける喜びを噛み締めている自分がいる070.gif
そして嬉しそうに何回もこちらを見上げているカイも私と同じ気持ちていてくれている気がしてならなかった051.gif

なんて事を考えながらトボトボ歩いてる中ふと時計を見ると早くも20分以上経過・・・あれだけ短めにって言ったのに033.gif と小てママに怒られる恐怖に青ざめている私の事を気にする訳もなくカイは久し振りの定番コース散歩にご満悦で帰る素振りも見せない。

とは言え余り長い散歩は術後間もない身体に堪えるので不満気なカイを宥め自宅に帰った時は30分を軽くオーバーしまい案の定小てママから駄目出しの洗礼を受ける事になったのは言うまでもないがそれよりもっと辛かったのはいつも散歩から帰った時にあげるご褒美キャベツとご褒美ビスケをカイに諦めさせる事だった007.gif

                                      ダラダラと続く040.gif040.gif040.gif

# by fspencer | 2013-07-15 19:59 | カイの事 | Comments(0)  

カイの九死に一生の記録(その11)

10月3日(水) 第三部

感動の再会が一服した頃を見計らって院長先生がカルテを見ながら退院後の注意を落ち着いた声で私達に話し始めた。

退院後の注意
①化膿止めと抗生薬は処方した分を必ず飲ませ切る事。
②向う5日間食事は固形物を控え缶詰のみにする事。勿論ビスケ及びキャベツ等々生野菜は厳禁!
③散歩も長い時間はダメ、近所を回る程度にする事。
④便の状態に注意し出血等々異常が見られたら速やかに来院する事。
⑤その他何か気になる事が有ったら必ず連絡する事。

話を聞いた後何かを察した小てママが10月13日(日)の抜糸迄
絶対に無理させたらダメだがらね031.gif
と私を諭す様に横で呟いた。

会計を済ませると院長先生が入院時に食べていたヒルズの缶詰3日分を退院のお祝いにと持って来てくれスタッフの皆さんと一緒に見送って下さった。
院長先生やスタッフの方々に深々を頭を下げて御礼を伝え3人で小雨がそぼ降る中自宅へ向かったのはPM18時を過ぎていた。

カイは車の後部座席に敷いたお座布の上で心底ホッとして休んでいたが見慣れた場所に差し掛かる度窓から顔を出しては嗅いだ事の有る匂いの空気が鼻を抜けて行く事を、そして風になびく耳のパタパタを存分に楽しんでいる060.gif
                
                                

もう少しだけ続く040.gif040.gif                                 

# by fspencer | 2013-07-13 16:53 | カイの事 | Comments(0)  

カイの九死に一生の記録(その10)

10月3日(水) 第二部
カイ!
と喉まで出掛かったが私達を見た時の喜び様が見たくて院長先生が戸を開けるまで
小てママ共々ジ~~~ッと我慢をしていた。
引き戸がスーッと開き診察室に居る私達を見るや否や虚ろだったカイの目が真ん丸になり光がパッと灯った様にションボリ顔の甲殻が上がりいつも以上の笑い顔に変わったその瞬間を今でも忘れない。
縫ったお腹は大丈夫かいな?と思う心配を他所に飛行機のプロペラみたいに尻尾をグルグル廻しながら身体をよじって擦り寄りこれ以上無いと言うくらい喜びを表現してくれた!
カイよ、お疲れ様066.gif良く頑張ったね!
助かって本当に良かったね060.gif
一人ぼっちにして本当にごめんね・・・
涙目になりながら小てママと色々声をかけた。

開腹手術後5日しかたっておらず人間なら間違えなく入院中若しくは自宅安静だが・・・
カイのと言うよりは野生がDNAに色濃く残っている犬の回復力には心底に驚くばかりだった。

                                              まだまだつづく040.gif

# by fspencer | 2013-07-10 22:06 | カイの事 | Comments(0)  

10歳の誕生日♪

カイ、10歳のお誕生日おめでとう067.gif

ヤンチャ坊主のカイが10歳になったなんて信じられないよ。
でも去年の「九死に一生」事件では本当(マジ)にヤバかったよね。
もし手術が1日遅れていたら・・・今思い出しても胸が締め付けられて
息苦しくなる感じがするよ。

顎にはチラホラ白髪が有るけどホッペは未だに真っ黒だし正直痩せては
いないけどウエストはまあまあ締まっているし10歳には全然見えないから
ラブのオーナーさんに歳を聞かれて「コイツもう10歳になるんですよ」
って言うと誰もが「エ~ッ!ほんとですか?」ってビックリしてたもんな066.gif

でも最近散歩の時間も段々短くなってきてるし、たまに階段で後ろ足を
ガタっと踏み外してるから足腰が大部弱ってきてる事パパはよ~く分ってる。

散歩から帰って小てママに「走り回ったり飛び跳ねたりして今日もカイ頑張ったよ」
って得意げに話すと「もう歳なんだから無理させないでって何回も言ってるのに#」
といつも叱られるけど一緒に散歩すると何故か張り切ってしまうよね。
でもこれからは無理せずゆっくりゆっくり行こうよ。
そして小てつやクロお母さんのためにもずっとず~っと長生きしてくれよな。

大事な家族、そして大事な相棒・・・カイへ

# by fspencer | 2013-07-03 21:56 | カイの事 | Comments(0)  

カイの九死に一生の記録<その9>

10月3日(水) 第一部
今日は待ちに待ったカイ退院の日!
1日に休んだばかりで少々気にはなったが家事都合との理由(決してウソはついていない)で
前日に午後休暇の届けを済ませた。

恥ずかしながら遠足に行くのが楽しみな子供の様に嬉しくて余り寝られず、いつもなら眠気を
誘う会議中も「心ここに在らず」状態で寝不足なのに逆に目が冴え時計ばかり気にしていた。
そして会社の食堂でA定食を平らげた後午前の残務をサクッと片付け自宅へ戻ったのがPM14時を
過ぎてしまいサッサと着替えを済ませ待ちくたびれていた家内を連れ逸る心を抑えた振りを
しながら安全運転でカイの待つ動物病院へ向かった。

駐車場へ車を止め途中で買ったお菓子を持ち動物病院のドアを開け診察券を所定のBOXへ入れた。
すると間もなく院長先生が出て来られニコニコしながら「小てパパさん、こちらへどうぞ」と
最初と同じ診察室に案内された。
先ず院長先生に御礼を伝え雑談しながら待っていると仕切り戸の曇りガラスにのっしのっしと
歩く黒く大きな影が映った!
                                                もう少しだけつづく・・・。

# by fspencer | 2013-05-19 21:43 | カイの事 | Comments(0)  

カイの九死に一生の記録<その8>

10月1日(月) 第2部
とにかくカイが居なかった退院迄の5日間はまるで空気は抜けた風船の様だった。
何とか続いているジョギングにも行かずそれどころかウォーキングにさえ行く気も起きず
心も身体もブヨブヨに成り果てたな・・・と言う気がした。
いつもの様に早起きしてケージを見てもカイが居るわけも無く虚しく空を見上げては
溜息をつき、休日の時には延べ6時間、30,000歩以上歩く散歩を「折角の休みなのに
これじゃ自分の時間が取れないな~」と愚痴っていた自分の心が貧相で哀れに思えた。

普段当たり前と思っていた事が崩れた時、その当たり前の事がどんなに宝の時間だったかが
やっと解る。こんな事は小てつの時に嫌と言うほど思い知らされたはずなのに・・・。
今回の出来事は普段の生活の全てにカイが居た事を改めて気付かせるための神様の忠告
だったのかもしれないと思えてならなかった。

正直な処「カイはもうダメなのかな・・・」と言う絶望の気持ちが何回も心を横切った。
でも訪れる幸運に都度遭遇し、その結果カイは2時間の手術に耐えそして生き返ってくれた!
だからもう少し待てば逢えるんだゾ!と自分に言い聞かせ残り数日間耐える決意をしたのだった066.gif

もし万が一の事が有ったら今どうしていただろうか?
こう思った瞬間私の超旧式コンピュータが「回答不能」でフリーズしてしまったとさ・・・。

                                                      つづく

# by fspencer | 2013-05-17 23:22 | カイの事 | Comments(0)