カイの九死に一生の記録<その3>

9月28日(金) 第一部
症状は徐々に悪化しているのが判る。心を鬼にして無理やり自宅横の
公園に連れ出しおしっこをさせようとするが力が入らず片足で立つのも
やっとの感じで勿論朝ご飯を食べる訳もなかった。
予定より少々遅れAM8:00に動物病院へ向け自宅を出発、普段なら
後部座席の窓から頭を出して耳を風に旗めかせながら鼻から抜ける
空気を楽しんでニコニコしているのに座布団の上で蹲ったままダルそうに
顔をもたげる。
焦る気持ちを嘲笑う様な朝の通勤渋滞にはまりながら予定より大幅遅刻の
AM9:20動物病院へ到着した。
もはや車から飛び降りる元気もなく抱っこをして降ろす有様だった。
約束の時間に遅れたにも関わらず院長先生は嫌な顔もせず待っていてくれ
直ぐに診察室へカイを運び早速触診・血液・レントゲン・エコーと検査が
進んだ。

最初の触診→特に異物は感じないとの事。
レントゲン→胃には残留物無し。小腸付近に大便らしき物有るがビニールは
       写らないので正体は不明。ただガスが異常に溜まっているのが妙。
エコー→胃に残留物が無い事を再確認、その他の臓器にもダメージは無い模様

ーこの時の推測ー
血液検査の結果、白血球の値が高く何処かで炎症を起こしている可能性もあり。
※今回計測値:18,400/μl(通常:7,000~9,000)
この症状は「急性膵臓炎」でも起こり最悪数日で亡くなるケースもあり急性とは
言え非常に怖い病気。治療も長期も渡る投薬並びに点滴が必要である。
ただレントゲンでのガス溜まりも気になり誤飲による詰まりも捨て切れない。

9月28日(金)第二部へつづく・・・

by fspencer | 2013-05-02 21:01